総合土砂管理の推進に向けた河道領域の土砂に関する課題抽出手法の提案~二極化進行の可能性のある河川を対象として~

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タイトル別名
  • PROPOSAL OF A METHOD FOR IDENTIFYING ISSUES RELATED TO SEDIMENT IN THE RIVER CHANNEL AREA FOR THE PROMOTION OF INTEGRATED SEDIMENT MANAGEMENT

抄録

<p>近年,主としてダム領域,海岸領域を対象に総合土砂管理が実施されつつあるが,河道領域においては総合土砂管理が現場の課題解決に有用であることが十分認識されていない.河道領域では二極化が進行 し,局所洗掘に伴う護岸や堤防等の河川構造物の安全度低下が全国で顕在化している.本論文では,二極化の観点から河道領域における土砂に関する課題整理を行うことを目的とし,一次元河床変動モデルの枠組みで二極化進行を表現できる手法を構築した.構築したモデルを用いて,初期河道や土砂供給条件を変化させた場合の長期の河床変動予測計算を実施し,中長期的な洗掘深を予測することで,土砂の連続性にも配慮した上で二極化が生じにくい河道形状を検討することの重要性を示した.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016494575703040
  • DOI
    10.11532/river.29.0_323
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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