展葉直後の伐採および複数回の刈取りによるヤナギ類の再繁茂抑制効果の検討

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タイトル別名
  • STUDY OF THE SUPPRESSION EFFECT OF RE-GROWTH OF WILLOWS BY CUTTING TREES AFTER LEAF UNFOLDING AND REAPING MULTIPLE TIMES

抄録

<p>本報は、北海道の第二幹川(美唄市)と石狩川上流(旭川市)において、オノエヤナギとタチヤナギを対象としヤナギ類の再繁茂を抑制するために、展葉直後から2週間の間隔で伐採するとともに、伐採後に萌芽幹を複数回刈取りした効果について検討した.結果として、今回の対象木については、展葉後から90日以内の伐期ずらしでは大きな差が見られなかったが、萌芽幹の刈取りを併用することで効果が高まる傾向にあった.また、樹齢が低い個体や成長の悪い個体、あるいは樹齢が高い個体は、萌芽が抑制される可能性が高いという結果が示唆された.ただし、伐採や萌芽幹の刈取りは、周囲の土壌や気温条件、草本の成長や水ストレスなどによって成長が制限される可能性が推察された、今後は、データを蓄積する際に、伐期、樹齢、周囲の環境条件を考慮に入れ、再繁茂抑制効果をより定量的に把握することで、管理計画の策定に役立てる必要があると考えられる.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016494575704448
  • DOI
    10.11532/river.29.0_347
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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