令和2年7月球磨川水害において中洲が洪水流に与える影響と治水対策

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タイトル別名
  • RIVER IMPROVEMENTS AND EFFECTS OF MID-CHANNEL BAR ON FLOOD FLOW IN KUMA RIVER IN JULY, 2020

抄録

<p>令和2年7月豪雨により球磨川流域では50名の人的被害が発生した.本研究では,検討対象の人吉地先の球磨川河道,中川原公園および3橋梁を縮尺1/200で製作した無歪水理模型実験を用いて,中川原公園が洪水流に与える影響を検討すると共に,治水安全度の向上のための中川原公園の復旧方法について議論した.実験結果より大橋地点では狭窄部となり流下能力が大幅に低下し,治水上弱点になり,流れ場は大橋上流側で水位を急増させその下流では大幅な水位の低下を示し,急変流の特徴を示した.中川公園周辺の流れが急変流の特徴を有することから,流れの加速・減速効果が大きく,流れの三次元性に加えて加速・減速が乱れエネルギーに与える影響も大きいことが示された.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016494575712768
  • DOI
    10.11532/river.29.0_383
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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