堰・頭首工の技術発展経緯考察と今後の技術開発課題整理

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タイトル別名
  • EVOLUTION HISTORIES OF HEADWORKS AND FLOOD CONTROL WEIRS, ENGINEERING DEVELOPMENT ISSUES FOR RIVER-FACILITIES MUTUALISM

抄録

<p>河川は自然公物である河道と治水機能を有する河川管理施設,利水専用ダム・橋梁・頭首工等の許可工作物で構成されるシステムかつストックインフラである.河川を適切にマネジメントするには,許可工作物も含む河川施設の洪水応答や社会との相互作用を理解しメンテナンス・操作・更新を行うことが重要である.本総説は頭首工と堰の変遷を概観し,今後の技術開発課題①~⑤を提示した.①ゲート設備(扉体・開閉装置)の規格化・軽量化,適正な径間幅・ゲート設備規模の検討等.②流砂(特に掃流砂)連続性確保・下流洗堀と河道縦断形変化の制御・パイピング対策・下流減勢促進に資する,水位運用操作・3次元施設配置・構造と水理設計のDXを活用した総合検討.③常時水中(seg.2-2,3)堰下流の洗掘実態・メカニズム把握と対策技術等.④設計超過洪水時の応答知見蓄積と減災の工夫,水防・危機管理対応技術の開発.⑤定期的水替え前提の設計・水中点検維持補修技術,出水期工事を可能にする仮設備等技術.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016494575764992
  • DOI
    10.11532/river.29.0_533
  • ISSN
    24366714
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用可

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