消化器疾患にともなう抑うつ,不安
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- 奥見 裕邦
- 医方会奥見診療所 大阪総合医学・教育研究会附属親と子の診療所
書誌事項
- タイトル別名
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- Gastrointestinal Disorder-associated Depression and Anxiety
抄録
<p>消化器疾患は,「脳腸相関」という言葉に代表されるように,精神症状との関連が強いとされる疾患群の1つである.古くは消化性潰瘍や潰瘍性大腸炎においても抑うつ,不安の合併は,しばしば指摘されていた.一方Rome Ⅳを中心に定義された機能性消化管疾患(FGIDs)は,現代心身医学の要の疾患であるが,その主たる病態として,心理社会的要因が消化器系の運動や内臓知覚に影響することが解明されつつある.実にFGIDs患者の2/3が主要な精神疾患を経験するとの報告もあり,心身相関の理解は治療的指針において,重要な要素となっている.</p><p>本稿ではFGIDsと抑うつ,不安との関係性や,病態因子,臨床特性などを検討した報告を紹介し総括したうえで,抑うつ,不安と消化器疾患の心身相関のメカニズムに焦点を当てる.</p>
収録刊行物
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- 心身医学
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心身医学 63 (6), 513-519, 2023
一般社団法人 日本心身医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016504861610240
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- ISSN
- 21895996
- 03850307
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可