SPH法を用いた津波作用時における浮体の漂流解析

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  • DRIFTING SIMULATION OF A FLOATING BODY CAUSED BY TSUNAMI USING SPH METHODS

抄録

<p> 東日本大震災では,多くの木々や,船舶,車両が津波に流されて漂流した.漂流物による被害を防ぐために,港湾における津波の挙動や漂流物の移動メカニズムを解明することが重要な課題である.本研究では,藤井らが行った平面水槽における浮体の漂流実験を対象に,DualSPHysicsを用いて再現計算を行い,解析モデルの適用性を評価した.その結果,DualSPHysicsとSWASHを用いたカップリング解析により計算コストを下げたうえで,平面水槽を伝播する津波を再現できることを確認した.改良された境界条件mDBCを使用することで浮体の漂流挙動について再現できた.3次元解析については,浮体の設置角度の違いによっては移動速度について課題が残ったが,漂流物が水域から陸上に遡上する現象を解析できた.</p>

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参考文献 (12)*注記

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