越波流量に及ぼすブロック空隙率の影響に関する実験的研究

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTAL STUDY ON EFFECT OF BLOCK POROSITY ON OVERTOPPING DISCHARGE

抄録

<p> 現在,様々な形状の消波ブロックが作成されているが,我が国ではブロックごとの越波低減効果について評価されていないのが現状である.消波ブロックのラフネスファクターγfを用いてブロックを統一的に表すことを目的とし,松下ら1)や澤田ら2)によってγfの検討が行われているが,γfのデータは限られており,さらなるデータの拡充が必要といえる.本研究ではブロック空隙率と越波流量の関係を検討することを目的に,アンカー型ブロックを用いて急勾配海岸で水理模型実験を実施した.また,越波流量算定図を作成し,安田ら3)や合田算定図との比較を行った.さらに,γfを求め,空隙率との関係について検討した.その結果,γfと空隙率の間には特に関係が見られなかった.また,γfを求める際のbreaker parameter(ξm-1, 0)の境界として,従来の4.0だけではなく7.0も追加することを提案し,算定精度の向上を確認した.</p>

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