ヤエヤマヒルギの波浪低減効果に関する実験と波力低減効果の推定

書誌事項

タイトル別名
  • EXPERIMENTS ON WAVE REDUCTION EFFECT OF RHIZOPHORA STYLOSA AND ESTMATION OF WAVE FORCE REDUCTION EFFECT

抄録

<p> マングローブ林は熱帯および亜熱帯地域における主要なグリーンインフラであるが定量的な評価が十分でない.そこで本研究ではマングローブの一種であるヤエヤマヒルギの樹木模型を作成し,波の条件を変えて水理実験を実施した.その水理実験により抗力係数と慣性力係数を算出し,ヤエヤマヒルギの波浪減衰効果を算定することを目的とした.また,CADMAS-SURFでの数値計算を行うことで,数値計算への適用性を検討することを目的とした.</p><p> 抗力係数は既往研究とよく一致する結果が得られたが,慣性力係数は一致せず,マングローブ根本付近の流速の取り扱いに課題が残った.数値計算では,波高伝達率を良好に再現でき,妥当性の確認ができた.追加計算から防潮堤の沖側に配置されたマングローブ林が防潮堤に作用する波力を約50%抑えられるとわかった.</p>

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参考文献 (4)*注記

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