臨海部の舗装直下地盤における空洞発達の時間同定と破壊過程に関する実大実験

  • 梁 順普
    (国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 佐々 真志
    (国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 工代 健太
    (国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 村田 一城
    (国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所
  • 小林 千紘
    (国研)海上・港湾・航空技術研究所 港湾空港技術研究所

書誌事項

タイトル別名
  • PROTOTYPE-SCALE EXPERIMENT ON THE IDENTIFICATION OF TIME-VARYING DEVELOPMENT AND COLLAPSE PROCESSES OF A CAVITY UNDER PAVEMENT AT WATERFRONT

抄録

<p> 護岸や岸壁などの港湾施設の背後地盤において,水理外力の継続的な作用によって裏埋砂が吸い出され,それに伴う地盤内の空洞形成及び地盤の陥没が全国的な問題となっている.本研究では,地中レーダー探査手法を通じてコンクリート及びアスファルト舗装直下地盤の吸い出しによる空洞発達・破壊過程の経時的変化を同定し明らかにすることを目的とし,実大規模の模型実験を行った.その結果,コンクリート及びアスファルト舗装直下地盤の吸い出しによる空洞発達と破壊過程の経時的な変化,その特性及び違いを明らかにした.又,地中レーダー探査手法と吸い出し前の初期地盤への適用と比較検証を通じて,従来,探知が困難とされていた地表から1.0m以深の空洞から地表近傍にかけて,空洞上端位置とその発達過程を精度よく探知・同定しうることを示した.</p>

収録刊行物

参考文献 (13)*注記

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