直立護岸におけるブルノーズの設置高と突出距離に関する数値実験

書誌事項

タイトル別名
  • NUMERICAL EXPERIMENTS ON INSTALLATION HEIGHT AND WIDTH OF BULLNOSE ON A VERTICAL SEAWALL

抄録

<p> 気候変動に伴う波浪外力の変化に応じて,護岸の必要天端高は不足するようになっていくと考えられている.本研究では,ある程度の越波を低減できる低コストの暫定対策として,三角形状の突起物である傾斜角45°のブルノーズを取り上げ,直立護岸の天端高以下に設置されたブルノーズによる越波流量の低減効果を調べる数値実験をCADMAS-SURF V5.1を用いて行った.はじめに,規則波が直立護岸を打ち上がる際の最大打ち上げ高を求め,入射波条件と打ち上げ高と打ち上げ波面形状の関係式について調べた.その後,放物型となる波の打ち上げ形状に対して,ブルノーズの設置高や突出距離による越波低減効果について検討した.その結果,ブルノーズの越波低減効果は,沖波波形勾配,ブルノーズの設置高,突出距離を組合わせた無次元パラメータが支配的となることを示した.</p>

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参考文献 (4)*注記

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