道北・道東におけるソルゴー型ソルガム(<i>Sorghum bicolor</i> Moench)「ターザン」の生産性および栽培適性の評価

  • 今 啓人
    北海道立総合研究機構畜産試験場
  • 岡元 英樹
    北海道立総合研究機構酪農試験場天北支場
  • 田中 常喜
    北海道立総合研究機構畜産試験場 現在 : 北海道立総合研究機構酪農試験場
  • 戸苅 哲郎
    北海道立総合研究機構畜産試験場

書誌事項

タイトル別名
  • Evaluation of Productivity and Adaptability of Sorgo-Type Sorghum (<i>Sorghum bicolor</i> Moench) ‘Tarzan’ in Northern and Eastern Hokkaido
  • 道北・道東におけるソルゴー型ソルガム(Sorghum bicolor Moench)「ターザン」の生産性および栽培適性の評価
  • ドウホク ・ ドウトウ ニ オケル ソルゴーカタ ソルガム(Sorghum bicolor Moench)「 ターザン 」 ノ セイサンセイ オヨビ サイバイ テキセイ ノ ヒョウカ

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抄録

<p>ソルゴー型ソルガムに分類される晩生品種「ターザン」の道北・道東における生産性を評価し,その播種適期を明らかにした。さらに,有効積算温度から「ターザン」の栽培適地の推定を行った。乾物収量や収穫時乾物率からみた播種適期は5月上旬から6月上旬と考えられた。「ターザン」の乾物生産量は,地域間差・年次間差が生じたが,その要因は6-8月の14°Cを基準とする有効積算温度の違いにあると推察された。「ターザン」の収穫時の乾物率が25%,30%に達する有効積算温度を有効温度12°Cで設定すると,それぞれ652°C,705°Cであった。算出した有効積算温度で作成した暦日マップから,収穫時の乾物率は道北の上川平坦部で30%に,道東の十勝中部で25%となることが可能であるため,これらの地域は,栽培適地となり得ると示された。</p>

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