歩行再建から考える脳可塑性変化

  • 西田 大輔
    東海大学医学部専門診療学系リハビリテーション科学

書誌事項

タイトル別名
  • Gait Improvement on Brain Plasticity Change

抄録

<p>脳障害における脳可塑性変化に注目した歩行再建が注目されている.脳活動と動作解析手法を組み合わせ,歩行動作と脳の神経活動の関係性が少しずつ明らかになっている.本稿では歩行動作と脳機能の解析手法とその知見について概観し,脳障害の病態でニューロモデュレーションの臨床応用,研究が比較的進んでいるパーキンソン病を例に外部刺激,薬剤,電気刺激,磁気刺激による歩行再建について検討する.また,ロボットリハビリテーション訓練ではさまざまな疾患の歩行再建について脳可塑性変化をめざして研究開発,利用の拡大が行われている.現時点で脳可塑性に基づいた歩行再建リハビリテーションは発展途上であり今後の展開が期待される.</p>

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参考文献 (20)*注記

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