Fontan術後に発症した切除不能肝細胞癌の1例

書誌事項

タイトル別名
  • Unresectable hepatocellular carcinoma after Fontan surgery: A case report
  • Fontan ジュツゴ ニ ハッショウ シタ セツジョ フノウ カン サイボウ ガン ノ 1レイ
公開日
2023-11-01
DOI
  • 10.2957/kanzo.64.567
公開者
一般社団法人 日本肝臓学会

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説明

<p>症例は30代男性.幼少期に完全大血管転位III型に対してFontan手術が施行され,近医に定期的に通院していた.20XX年7月腹部USで多発肝腫瘤を指摘され当院紹介受診となった.造影CTにて最大13 cmの多発肝細胞癌と判明した(BCLC stage B).画像上は門脈圧亢進所見や明らかな肝形態異常を認めなかったが,肝生検でCongestive Hepatic Fibrosis Score 3であり,実際には線維化の進展を認めていた.肝内多発のため外科手術やRFAの適応外であった.また最大径の腫瘍は肝外に突出しており,腹腔内破裂の危険性もあることから,まずTACEを施行した.再発に応じて各種抗癌剤治療を行い,生存中である.画像上は肝線維化を示唆する所見はなかったが,Fontan術後の特殊な循環動態では,肝線維化が進展している可能性があり,本症例を通して肝癌サーベイランスの重要性を再考する.</p>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 64 (11), 567-574, 2023-11-01

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (24)*注記

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