自家骨軟骨移植にて上腕骨頭特発性骨壊死を治療した1例

DOI
  • 向井 章悟
    国立病院機構 京都医療センター 整形外科
  • 中川 泰彰
    国立病院機構 京都医療センター 整形外科

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抄録

症例は65歳男性 レントゲン,MRIにて上腕骨頭特発性骨壊死Cruess Type 2と診断し手術を行った.病巣部は軟骨欠損を認めたので,腱板切開し直視下に自家骨軟骨移植を行った.術後3年時,痛みはほぼ消失しており機能的には問題なく,レントゲンでも関節症変化の進行も軽度である.本疾患においては機能障害よりも骨髄浮腫,軟骨損傷による痛みが主訴となっており,関節軟骨面の再建も同時に可能とする自家骨軟骨移植が治療に有効であった.

収録刊行物

  • 肩関節

    肩関節 47 (2), 438-441, 2023

    日本肩関節学会

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