仮想パーソントリップデータを活用した迂回シミュレーションに基づく橋梁の重要度評価

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • Methodology for evaluating importance of bridges based on detour simulations with virtual person trip data

抄録

<p>個人情報の秘匿性を確保した個人単位の人流データ(仮想パーソントリップデータ)に基づく橋梁の重要度評価手法を提案する.対象橋梁の通行止めを想定した道路ネットワークをグラフ理論に基づいてモデル化し,各パーソントリップに対してダイクストラ法による迂回路探索を行うことで,迂回に伴う移動距離・時間の増加量を算出し,経済損失に換算することで平常時における橋梁の重要度を定量評価する.さらに,耐震安全性が低いと推測される複数橋梁の同時通行止めを想定した迂回シミュレーションにより,地震後に代替路として多く利用される橋梁を同定する.提案手法を福島県郡山市の橋梁群に適用した結果,平常時の交通量は少ないものの経済的に重要度が高い橋梁や,地震後の交通機能維持に重要な役割を果たす橋梁を容易に同定できることが示された.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016649288732288
  • DOI
    10.11532/jsceiii.4.3_1
  • ISSN
    24359262
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ