緑内障患者へのブラインドメイク指導の事例研究

  • 清水 厚子
    医療法人社団オリンピア会 オリンピア眼科病院
  • 瀬戸口 晴美
    医療法人社団オリンピア会 オリンピア眼科病院
  • 神前 あい
    医療法人社団オリンピア会 オリンピア眼科病院
  • 井上 吐州
    医療法人社団オリンピア会 オリンピア眼科病院

書誌事項

タイトル別名
  • リョクナイショウ カンジャ エ ノ ブラインドメイク シドウ ノ ジレイ ケンキュウ

この論文をさがす

抄録

目的:緑内障患者に,疾患に対する治療と看護だけでなく,退院後の生活の質を上げるための看護ケアとして,ブラインドメイク指導(以下BM指導) を看護ケアとして取り入れられるか検討するために事例研究を行った。 方法:対象は,A病院で2020年1月に視神経賦活療法を実施し,視機能低下のため化粧をやめた患者2名。方法は,入院中6日間,午前7時~8時にベッドサイドでBM指導を実施した。介入の評価として,ヒアリングによるNOC の評価を行った。 結果:退院時評価では,患者A,B ともにBM指導によって,成果の目標評点が1:激しい障害(化粧をしない) から4:軽度に障害(外出時に化粧をする) まで上がり,目標を達成できた。BM指導を受けた患者は,退院後,スキンケアを毎日行うようになり,外出時に化粧をするようになった。 考察:BM指導を受けたことで,視機能低下のため諦めていた化粧習慣を取り戻すことができた。BM指導は,看護ケアとして有効である。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ