視線・瞳孔計測による鑑賞体験の影響分析の可能性について

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タイトル別名
  • Analysis of the Influence of Appreciation Experience Based on Gaze and Pupil Measurement

抄録

本論は,3 形態の鑑賞体験と鑑賞無しを設定し,その前後で同一作品を観ることで,鑑賞体験の影響を視線・瞳孔計測によるデータから分析した。前例がない為,最小限のユニットでの試行を提案し,サンプル数 4 ,サンプルサイズ( 4 - 5 )計17の計測データから分析を行った。その結果,①絵画作品を観た際に中庸の瞳孔反応を示す被験者を選別できること,②視線アンケートによる被験者の属性情報の取得が可能であること,③鑑賞体験によって被験者の同一の絵画作品に対して興味関心が減退しないこと,④鑑賞体験の形態の違いよって被験者が同様の変化を示す可能性が確認できることであった。複数のデータをクロス集計することで鑑賞体験の影響を示す可能性が確認でき,サンプル数をより増やすことで詳細に分析できる可能性が示されたと結論づけた。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016803389530496
  • DOI
    10.24455/aaej.43.0_219
  • ISSN
    24242497
    0917771X
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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