地域の伝統芸能伝承のDX化 : 対面式とデジタルを組み合わせたブレンディッドラーニングの可能性

抄録

少子高齢化が進む中山間地域では、集落機能が低下し、これが伝統芸能の存続に危機をもたらしている。地域の大学生NPO法人は、8年間にわたり、この問題に取り組んでいる。彼らは、伝統芸能の継承を地域全体の教育課題と位置づけ、過疎地域の小中学校や高等学校にアプローチし、伝統芸能の継承を目的とした教育プラットフォームを構築しようとしている。この教育プラットフォームでは、対面式とデジタルを組み合わせたブレンディッドラーニングを導入し、市内都市部の児童生徒も参加も視野に入れている。この大学生 NPO 法人の取り組みは、地域の過疎化に対処するための伝統芸能継承のモデルとして注目されている。

収録刊行物

  • 教育研究実践報告誌

    教育研究実践報告誌 7 (1), 7-14, 2023-09-25

    常葉大学教育学部初等教育課程 研究企画部会

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