小児急性顔面神経麻痺の初期治療とリハビリテーションについて
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- 馬場 信太郎
- 東京都立小児総合医療センター 耳鼻咽喉科
書誌事項
- タイトル別名
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- Initial treatment and rehabilitation of children with acute facial paralysis
抄録
<p>小児のBell麻痺やRamsay Hunt症候群において発症早期の完全麻痺症例では,プレドニゾロン3–4 mg/kgから10日程度で漸減投与した 高用量群は0.5–1.0 mg/kgから10日程度で漸減投与した低用量群と比較して,顔面運動,後遺症ともに有意に改善した.小児においても重症例に対しては発症後早期に高用量のステロイドを投与するべきであると考えられた.</p><p>ミラーバイオフィードバック療法とは,鏡を見ながら表情の動きをコントロールし,口運動時の不随意は閉瞼を抑制するリハビリテーションであり,顔面運動回復過程で口運動が見られ始めたら開始する.ミラーバイオフィードバックが十分にできた小児の発症後1年後において,十分に指導ができなかった乳幼児と比較し有意に後遺症が少なかった.小児症例では,脳の可塑性が高いため,ミラーバイオフィードバック療法の効果が高いことが示唆された.</p>
収録刊行物
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- Otology Japan
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Otology Japan 33 (2), 85-89, 2023
一般社団法人 日本耳科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390016803396619648
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- ISSN
- 18841457
- 09172025
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可