流動性と強度の両条件を満たす固化処理土の配合設計

書誌事項

タイトル別名
  • Mix proportion for cement stabilized soil that satisfies both fluidity and strength conditions
  • – An investigation into the effect of sand addition on the mix proportion in clay –
  • ―粘土に砂を混合した際の配合への影響調査―

抄録

<p>粘土に砂を混合した固化処理土を作製し,その流動性と強度特性を調査した。実験は砂分含有量が3種類の原料土を準備し,水セメント比が一定の条件において,固化処理土の含水比とフロー値,およびqu28の関係を求めた。この結果,原料土が同一の場合,qu28は水セメント比と固化処理土の単位体積当たりの土粒子質量(以下,土粒子質量)に依存することが明らかとなった。固化処理土の配合検討においてはフロー値が90,120,150,210mmの4条件で,現場強度が500kN/m2の配合を算定した。粘土100%と砂50%混合処理土の配合を比較すると,後者はセメント質量が33~42kg/m3減少する(割合は22~20%)など,原料土の違いによる配合への影響を明確に示すことができた。</p>

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