農業体験学習による自然への愛着感の育成

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タイトル別名
  • Cultivate a sense of attachment to nature through hands-on agricultural learning

抄録

<p>日本では理科が成立した明治時代から西洋科学に基づく合理的主義的科学観と,自然を愛するといった心情を育てる日本固有の土着的な科学観が併存してきた(小川2006;文部科学省,2008).農業高校での農作物の栽培や植物や動物などの自然に触れる体験は,高校生の自然への愛着感や農業への関心を育み,成長著しい植物の存在や収穫の喜び,達成感を仲間と経験する過程により自己肯定感の向上がもたらされることが想定される.また,農業を通じて自然との心理的なつながりが強まることで,自然や科学への関心が高まり地球規模の環境問題についての課題解決意識の醸成に結び付いている可能性がある.本研究ではこのような問題関心から,農業高校で様々な体験学習をした高校生に質問紙調査やインタビュー調査を行い,自然への愛着感や農業への関心,自然や科学への関心、環境的行動(環境に責任ある行動)などについての変容が見出せるかSCATを利用した質的研究を行った.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016902828080512
  • DOI
    10.14935/jsser.38.2_211
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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