「論理国語」教科書にみる統計的リテラシーの学習

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タイトル別名
  • Statistical Literacy Learning in Japanese Language (Logic) Textbooks

抄録

<p>高等学校段階で統計教育を展開する際には,従来は数学科と情報科の連携が指摘されてきた.そのため,統計的リテラシー(統計情報を適切に解釈し評価する能力)の育成を図る際に,これらの教科で学習が展開されることが想定される.しかし,統計教育はそれらに限定されるわけではない.高等学校学習指導要領解説国語編の記述を踏まえると,高等学校国語科「論理国語」でも統計的リテラシーの学習が可能であることが推察された.本研究では,「論理国語」の教科書(13冊)の分析を通して,教科書にどのような統計的リテラシースキルが含まれ,それらのスキルがどのような場面で発揮されるように構成されているのかを整理し,「論理国語」でどのような統計的リテラシーの学習が展開できるのかについて考察した.結果として,「論理国語」の教科書から様々な統計的リテラシースキルが抽出でき,信頼性の高い統計資料を根拠として,それに基づく主張や前提を含めた統計情報に対して,主張を特定したり主張の信頼性を評価したりする学習などが展開できると考えられた.</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016902828096384
  • DOI
    10.14935/jsser.38.2_15
  • ISSN
    18824684
  • 本文言語コード
    en
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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