3. 学習者評価を支えるテストの理論

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タイトル別名
  • 3. Test Theory Underpinning Learner Assessment

抄録

<p> 本稿では, 学習者評価の理論的基盤となっているテスト理論について, 共用試験における適用と関連づけて解説する. 具体的には, 古典的テスト理論とそこから導出される信頼性係数, 一般化可能性理論, そして項目反応理論を取り上げる. 古典的テスト理論では, 観測される得点Xは, 能力の真値Tと測定誤差Eの和で表され, 信頼性係数はXの分散のうち, Tの分散の占める割合により定義される. 一般化可能性理論は, 古典的テスト理論における信頼性の考え方を発展させたものである. 項目反応理論は古典的テスト理論の問題を克服する新しいテスト理論であり, 項目の持つ性質 (困難度と識別力) と, 受験者の能力とを分離して表現できる点が特徴である.</p>

収録刊行物

  • 医学教育

    医学教育 54 (4), 367-375, 2023-08-25

    日本医学教育学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016902828164224
  • DOI
    10.11307/mededjapan.54.4_367
  • ISSN
    21850453
    03869644
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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