関東および九州北部地域に立地する中山間地の土壌炭素含有率変動要因

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タイトル別名
  • Soil carbon content fluctuation factors in hilly and mountainous areas located in the <i>Kanto</i> and northern <i>Kyushu</i> regions

抄録

<p>土壌による炭素固定は,地球温暖化の抑制に有効と考えられる。日本の農林業の40%は中山間地で営まれているため,中山間地土壌は大気からの炭素隔離の場として可能性がある。しかし,中山間地の土壌炭素含有率の実態や,変動要因については知見が少ない。そこで,関東,九州北部の中山間地において,土壌炭素含有率の変動要因について検討を行った。また,木炭と竹炭の土壌施用による影響も検討した。土壌炭素含有率に影響するのは,試験前の土壌炭素含有率(R=+0.99),平均気温(R=-0.54),土壌交換性CaO 含量(R=+0.59)であった。木炭や竹炭の施用による土壌炭素含有率の変化は,今回の試験サイトでは見られなかった。</p>

収録刊行物

  • 環境情報科学論文集

    環境情報科学論文集 ceis37 (0), 52-57, 2023-12-08

    一般社団法人 環境情報科学センター

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016913909429376
  • DOI
    10.11492/ceispapers.ceis37.0_52
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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