畜産分野におけるライフサイクルアセスメント(LCA)研究の展開と将来展望

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タイトル別名
  • チクサン ブンヤ ニ オケル ライフサイクルアセスメント(LCA)ケンキュウ ノ テンカイ ト ショウライ テンボウ

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抄録

<p>持続可能な畜産を実現するための3要件として,経済的に成り立ち,環境負荷物質の排出を低減でき,社会的に受け入れられることが挙げられる.特にライフサイクルアセスメント(LCA)は,2つ目の家畜由来の環境負荷物質の排出とそのインパクトについて評価するための有効な手法で,これまで畜産分野で数多くの研究成果が報告されている.そこで,本総説では畜産におけるLCAのこれまでの国内外における研究を紹介することを目的とした.特に,本稿ではわが国で重視されている自給飼料やエコフィードに関するLCA研究を解説するとともに,LCAと経済評価との関係,LCAと社会的持続性との関係,LCAの理論研究などこれまであまり取り上げてこなかったテーマについても言及した.本稿がこれからの畜産におけるLCA研究の発展に貢献できることを期待している.</p>

収録刊行物

  • 日本畜産学会報

    日本畜産学会報 94 (4), 397-411, 2023-11-25

    公益社団法人 日本畜産学会

参考文献 (93)*注記

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