教育におけるコーチングの可能性「教育コーチング倫理規定プロジェクト」
-
- 西田 拓大
- 白浜中学校
書誌事項
- タイトル別名
-
- Coaching in Education Ethical Code of Educational Coaching Project
- As a guideline for teachers' worries and hesitation
- 教師の悩みや迷いに対する指針として
抄録
2021年4月4日に行われた原口佳典氏による講座「教える場を学びの場に変えたい人のためのコーチング講座」(主催:オンライン授業をオンラインで学ぶ会)は、コーチの立ち位置や目標を明確にした講座だった。この講座を通して見えてきたことは、これからの教育を考えたときに、コーチング的なアプローチ、そして、コーチング的な教師のあり方がとても重要になってくるということだ。筆者自身、原口佳典氏の講座でコーチングを学ぶきっかけができ、さらに、原口佳典氏、上條晴夫氏による「コーチングの考えを自らの経験を語ることで学ぶ会」という連続講座により、さらにコーチング的なアプローチの重要性を強く感じるようになっていった。コーチングのさまざまな団体はその理念、行動規範を「倫理規定」としてまとめている。連続講座で最後に扱った「ICFコーチング倫理規定」「コンピテンシー」に私が出会ったとき、教育にも同じようなものが作れないだろうか、そして、それが教師を支える、指針のようなものにならないだろうかという問いを持った。この問いから始まった、「教育コーチング倫理規定プロジェクト」は、対話的・協働的なプロジェクトになり、「教育コーチング倫理規定」を提案するに至った。約1年に及ぶコーチングの学びと、そこから生まれたコーチングの教育における可能性を示す取り組みとしての「教育コーチング倫理規定プロジェクト」を紹介し、検証する。
収録刊行物
-
- 支援対話研究
-
支援対話研究 8 (0), 40-55, 2023-09-30
一般社団法人 日本支援対話学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390016913909458432
-
- ISSN
- 24326577
- 21882177
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用可