内視鏡下咽喉頭手術における止血用彎曲クリップ鉗子の有用性

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タイトル別名
  • Feasibility of Prototype of Curved Clip Forceps for Endoscopic Laryngo-Pharyngeal Surgery
  • ナイシキョウ カ インコウトウ シュジュツ ニ オケル シケツヨウワンキョク クリップ カンシ ノ ユウヨウセイ

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抄録

<p>内視鏡下咽喉頭手術(Endoscopic laryngo-pharyngeal surgery:ELPS)は,本邦で開発された咽頭・喉頭の表在性癌に対する術式である。この方法には,可撓性のある電気焼灼器や彎曲鉗子などの特殊な器具が必要である。この術式では電気メスで止血することが多いが,太い血管では電気焼灼だけでは不十分なことがある。このような場合の止血にはクリッピングによる止血が有効だが,既存のクリップ鉗子は直線的な形状のものが多く,彎曲喉頭鏡で展開した術野に届かない等の問題があった。したがって,ELPS用の止血用彎曲クリップ鉗子のプロトタイプを開発した。鉗子は彎曲しており,先端を回転させることができる。これらを使用することで,彎曲喉頭鏡で展開したほぼすべての術野で対応できるようになった。止血用彎曲クリップ鉗子を使用することで,より安全な経口手術が可能になると期待される。</p>

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