清掃工場の排ガスを原料としたメタネーション実証 (環境省委託事業)

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タイトル別名
  • Demonstration of methanation using flue gas from waste incineration plant as feedstock

抄録

<p>2050年カーボンニュートラルを実現するためCO2排出量の削減が求められており、近年はCO2を原料として化学物質を製造し、化石燃料由来の物質を代替することでCO2排出量を削減する技術が注目されている。メタネーションはCO2とH2を反応させてCH4を生成する技術で、生成したCH4は天然ガスの代替として使用できる。今回、環境省委託事業として、小田原市清掃工場の4号炉の排ガスを一部抜き出してCO2を回収し、商用規模でCH4を製造する実証試験を実施した。試験の結果、清掃工場の排ガスからCH4を製造できることを確認し、目標としていたCO2回収率50%以上、回収したガスのCO2濃度80%以上、CO2の転換率90%以上を達成した。また、CO2排出量の削減効果を試算し、メタネーションに低炭素H2を用いた場合は約0.3t-CO2/t-回収CO2の削減効果が見込めることを確認した。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016958307296512
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_125
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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