マテリアルフロー分析とCO2排出量算定に基づくプラスチック循環利用の未来像に関する考察

DOI

書誌事項

タイトル別名
  • A Study on the Future of Plastic Recycling Based on Material Flow Analysis and CO2 Emissions Calculation

抄録

<p>わが国ではカーボンニュートラル(CN)実現とサーキュラーエコノミー(CE)移行への関心が高まっている。CN実現へのCEの貢献可能性について示唆を得るべく、プラスチックを題材として、2050年における循環の未来像に関する考察を行った。具体的には、各所発表等に基づき2050年までに実施される対策の効果を積み上げた未来像を設定し、マテリアルフロー整理と製造・リサイクル段階のCO2排出量算定を行った。 結果として、既存の対策を積み上げた未来像においてはCNの実現が困難であり、追加対策の必要性が示唆された。本稿では資源循環の観点からの対策例として設計の共通化、再生プラスチック利用量拡大、国産バイオマスプラスチック生産量拡大の3つを設定し、これらがCO2排出量削減に寄与することが確認された。しかし、追加対策を講じてもなおCN実現には至らず、更に野心的な資源循環対策の展開が求められることが示唆された</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016958307299840
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_129
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

問題の指摘

ページトップへ