コロナ禍におけるテイクアウト・デリバリ―の需要とプラスチックごみとの関係性の分析

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タイトル別名
  • Analysis of the Relationship between the Demand for Food Delivery and Takeaway Services and the Associated Plastic Packaging Waste during the COVID-19 Pandemic

抄録

<p>本研究は、コロナ禍とそれ以前でのフードデリバリー&テイクアウトサービス(FDTS)の需要の変化によるプラスチック(プラ)容器包装廃棄物の環境影響を分析した。コロナ禍とそれ以前でのFDTS利用状況の変化を把握するため、大阪府民223人を対象にアンケート調査を実施した。Web調査の結果、FDTSの需要はコロナ禍において5.8%増加したことがわかった。次に、FDTSに関連する年間プラ容器包装廃棄物排出量とそれに対応するプラ容器の製造に伴うCO2排出量を推定した。FDTSに伴って消費されるプラ包装廃棄物の年間量は、コロナ禍で5,280t(4,531〜6,497t)、プラ容器の製造と廃棄物処理によるCO2排出量は年間65,900tCO2(55,300〜81,000tCO2)と推定された。コロナ禍におけるFDTS利用に伴い、プラ容器包装廃棄物とCO2排出量は1.36倍増加したことがわかった。</p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016958307341568
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_13
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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