廃棄物処理施設へのCCUS技術導入の理論的枠組みとしての数理最適化モデルの提案

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タイトル別名
  • Proposal of a Mathematical Optimization Model as a Theoretical Framework for the Introduction of CCUS Technologies into Waste Treatment Facilities

抄録

<p>本研究は,廃棄物以外の炭素源も含めたカーボンニュートラルを満足する炭素循環における廃棄物分野のCCUS技術導入の在り方を定量的に導出する理論的枠組みを構築することを目的とする.この目的のため,本研究では,年間システム総コストを目的関数,物質収支の一致,貯留・利用技術への供給上限,CO2排出量実質ゼロを主要な制約条件,一般廃棄物の組成・処理技術別の処理量,由来別の炭素フロー,施設整備量を変数とする数理最適化問題として定式化した. 廃棄物処理技術として,焼却,ガス化改質,メタン発酵を,回収した炭素の用途(貯留・利用先)として,合成メタン,コンクリートへの固定を想定し,仮想的な条件を与えた解析を実施し,実行可能領域や最適化された変数から計算の妥当性を考察した. 今後は,時間軸の拡張,廃棄物処理・CCU技術の拡張,各技術のインベントリデータ精緻化,実空間を反映したモデル実装に対応していく.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016958307346944
  • DOI
    10.14912/jsmcwm.34.0_143
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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