特発性肺線維症療養者への看護援助の実態と看護師の教育的ニーズに関する調査

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タイトル別名
  • Survey of nursing practice and learning needs of nurses specializing in respiratory care of Japanese patients with idiopathic pulmonary fibrosis

抄録

<p>【目的】本研究の目的は,慢性呼吸器疾患看護認定看護師および慢性疾患看護専門看護師を対象に特発性肺線維症療養者への看護援助の実態と教育的ニーズを調査し課題を明示することである.</p><p>【方法】272人を対象に(1)属性,(2)看護実践(34項目)の有無,(3)看護実践の自由記載,(4)プログラムの必要性の程度28問,(5)教育上の課題8問,(6)看護師教育の自由記載を問う無記名自記式質問紙調査を2020年9~12月に実施した.</p><p>【結果】134件を分析し,看護実践は21.4±7.4項目(実践率62.9%)であった.在宅酸素療法では全項目で8割以上実践され,診断時では6割以下であった.実践には対象者の配置場所,呼吸器看護外来,関わった機会の程度が関与していた.教育プログラムの必要性の程度では9問で「大いに必要」と6割以上が答え,教育上の課題では教育できる人材がいないと答えた.</p><p>【結論】看護実践率は,在宅酸素療法で高く診断時で低い.看護体制の構築と看護師の育成が必要である.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390016991333334912
  • DOI
    10.15032/jsrcr.21-31
  • ISSN
    21894760
    18817319
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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