自己主権型アイデンティティにおける個人情報の流通方法の提案

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タイトル別名
  • A Proposal of Personal Information Sharing Method in Self-Sovereign Identity on the Internet

抄録

インターネットを活用したeコマースやSNSなどのサービス間でID連携が普及するにつれて,少数の巨大IT企業が管理するIDが,多くの他のサービス事業者が提供するサービスをユーザが利用する際にも広く使われるようになった.また,IDに紐づけられたユーザの個人情報は,サービス事業者に提供された後,マーケティングや提携会社との共同利用などの2次利用に使われている.その結果,少数の巨大IT企業による中央集権的なID管理が広まり,インターネット上に流通する個人情報をユーザ自身で管理できなくなるというプライバシーの保護に関する懸念が生まれている.このような背景の中で,IDはユーザ自身で管理するというSSI (Self-Sovereign Identity, 自己主権型アイデンティティ)のコンセプトが注目されている.本論文では,ユーザがSSIを用いて自身のIDを主体的に管理した上で,ユーザがサービス事業者に提供した自身の個人情報の流通状況をユーザ自身が把握することを可能とし,また,サービス事業者が,取得したユーザの個人情報を最新化することを可能にするための個人情報の流通管理に関する新たな方法を提案する.

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017068997183104
  • DOI
    10.14923/transcomj.2023jbp3007
  • ISSN
    18810209
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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