空調設備の効率・運用改善技術

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タイトル別名
  • Technologies for Improving the Efficiency and Operation of Air Conditioning Equipment

抄録

<p>マツダは,2050年までに自動車のライフサイクル全体においてカーボンニュートラル(以下CN)を達成することを目指している。CNの実現には,革新的な技術を開発・導入するだけでなく,現時点で利用可能な技術を最大限に活用し,即座に取り組みを開始することも不可欠である。本稿では,CN実現に向けた基盤となる「省エネ」に関して,全社的な取り組みの中で重要な影響をもつ空調設備の事例を紹介する。オフィスビルや工場の空調に使用される冷凍機や冷却塔などの設備が能力低下する課題に対し,単一の設備内で洗浄薬品を循環させる局所洗浄技術を導入することで,低コストかつ容易にエネルギー「効率」を改善させた。更に,温度設定などの季節変動を考慮して空調設備の運転方法を工夫することで,「運用」の改善を実現した。また,これらの取り組みを定着させるために,改善効果を可視化し,PDCAサイクルを回す仕組みを導入した。</p>

収録刊行物

  • マツダ技報

    マツダ技報 40 (0), 116-122, 2023

    マツダ株式会社

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017068997314432
  • DOI
    10.34338/mazdagihou.40.0_116
  • ISSN
    21863490
    02880601
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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