神経筋疾患におけるMUNIXとMUNEによる運動単位推定
書誌事項
- タイトル別名
-
- Utility of motor unit number index (MUNIX) and motor unit number estimation (MUNE) in differentiating motor neuron disease and myopathy
- 運動ニューロン疾患と筋疾患の鑑別における運動単位数推定に関する考察
抄録
<p>運動単位数推定(MUNE)やmotor unit number index (MUNIX)は,神経筋疾患の機能的な運動単位数を評価する検査法である。今回,運動ニューロン疾患(MND)および筋疾患(MYO)において,MUNIXとMUNEを用いた運動単位数の評価の意義について検討した。対象はMND 10例,MYO 13例,健常者10名である。短母指外転筋でMUNIXとMUNEを実施し,成績を比較した。MUNIXはMNDとMYOで共に低値であったが,運動単位サイズ指標(MUSIX),MUNIXの算出に用いられる指数関数𝛼値で鑑別できる可能性がある。一方,MUNEもMNDとMYOにおいて低値であった。MUNIXやMUNEはCMAP振幅が低い場合に低値になるため,運動単位サイズを確認することが重要である。MUSIXとMUNEにおける単一運動単位電位の振幅はMNDで高値であり,MYOとの鑑別に役立つ。</p>
収録刊行物
-
- 臨床神経生理学
-
臨床神経生理学 51 (6), 637-644, 2023-12-01
一般社団法人 日本臨床神経生理学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390017113110407168
-
- ISSN
- 2188031X
- 13457101
-
- 本文言語コード
- en
-
- データソース種別
-
- JaLC
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可