顔の部位別コントラスト操作が魅力・女性性・健康感評価に及ぼす影響
書誌事項
- タイトル別名
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- Partial contrast manipulation effects on facial impressions of attractiveness, femininity, and health.
抄録
<p>本論は、顔パーツの輝度コントラストを独立に操作し、容貌印象への影響を検討、魅力をもたらす要因を探ることを目的とする。中性的な顔の眉・目・鼻・口について、周囲の肌とのコントラストが高い/低い顔画像を作成した。82名の大学生にそれぞれのパーツのコントラストの高い顔と低い顔を左右に並べた刺激を提示し、魅力・女性性・健康感についてシェッフェの一対比較法による比較判断を求めた。その結果、評価者の性×顔パーツ(コントラスト操作部位)の交互作用が有意で、下位検定の結果、女性は魅力・女性性・健康感のすべてについて口のコントラストが高い顔の評価が高く、鼻のコントラストが低い顔も魅力的と判断した。また、眉のコントラストが高い顔を健康的と判断していた。男性は、全評価項目について、目のコントラストが高い顔の評価が高く、鼻のコントラストが低い顔を女性性が高いと判断した。また、全体的には魅力・女性性・健康感の間の相関は認められなかったが、評価者の男女・パーツ別の相関については、男性において魅力と健康感、眉と口の魅力と女性性、目と鼻の魅力と健康感の間に有意な正の相関が認められたが、女性では有意な相関は認められなかった。</p><p>魅力判断において女性は口、男性は目のコントラストに大きく影響されていることが明らかとなった。印象間の相関については、評価者の性による差異が示された。顔の魅力判断における性差の重要性が示唆される。</p>
収録刊行物
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- 日本顔学会誌
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日本顔学会誌 23 (2), 3-14, 2023-12-26
日本顔学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017113110434048
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- ISSN
- 21880646
- 13468081
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可