病棟避難の検討

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タイトル別名
  • Examining a ward evacuation: The experience of an emergency ward evacuation after an air conditioner breakdown
  • ―エア・コンディショナーの故障による救急病棟避難の経験から―

抄録

<p>20床の救急病棟で夏季にエア・コンディショナーの故障により,深夜帯に病棟避難を行った事例を経験したのでCSCATTTに沿って振り返りを行った。事例:16時頃エア・コンディショナーの調子が悪くなったため扇風機で対応をした。翌日0時15分,入院を維持することは困難となり,病棟避難を決定した。入院患者17人で担送12人,護送3人,独歩2人であった。受け入れ病棟はICU 5人,neuro-ICU 1人,SCU 1人,別の救急病棟3人,HCU 1人,一般病棟2人で,4人は避難できなかった。各受け入れ病棟から避難病棟へベッドまたは車椅子持参で患者を迎えに来てもらった。3時7分に完了した。避難病棟の看護師も患者とともに受け入れ病棟で患者看護を継続した。結論:迅速にCSCAを実行できており,TTTは受け入れ病棟の準備を優先し迎えに来てもらったことが患者の分散となり,ストレッチャー,車椅子,独歩が分散され,混乱を避けることができ速やかな避難となった。避難病棟の看護師を受け入れ病棟へ再配置したことが有用であった。 </p>

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詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017135055513856
  • DOI
    10.11240/jsem.26.752
  • ISSN
    21879001
    13450581
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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