紀要の編集現場の現状と課題に関する調査報告

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書誌事項

タイトル別名
  • <i>Kiyo</i> Bulletins in Japan: Current Status and Issues

抄録

<p>本稿では,紀要の現状と課題について国内の紀要272 誌を対象とした質問紙調査及びその補完調査として11 誌11 名の編集者を対象に行ったインタビューの結果から明らかになった点を報告する。本稿では,学協会発行による学会誌に対して,大学,研究所,美術館,博物館等の発行する雑誌を紀要と位置付ける。回答のあった97 誌のうち,発行団体の予算により発行されているものが約9 割,発行媒体は紙版及び電子版によるものが約7 割を占め,電子版の約8 割が機関リポジトリで公開されていた。約8 割の紀要が,原稿不足,業務体制,雑誌の評価等,何らかの課題を抱えていた。このうち約5 割が対応を実施中または検討中であった。また,6 割の紀要が査読者の確保や広報に係る外部支援を希望していた。また,紀要の方向性により課題や求める支援には違いがあることが明らかになった。</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017193114502272
  • DOI
    10.20651/jslis.69.4_204
  • ISSN
    24324027
    13448668
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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