太宰治はどう「すごい」を表現したか
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- 孫 琦
- 早稲田大学
書誌事項
- タイトル別名
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- ―『正義と微笑』を対象に―
抄録
<p>日常生活において普通ではないことを取り立てて表現する「すごい」「メチャ」「超」に続いて、最近では「激」「極」「神」「鬼」などインパクトのある表現がさまざまな場面で使われるようになった。本研究は「ブログに近い」と今の若者に人気の太宰治の作品『正義と微笑』を対象に、程度の高いことを強調する言い方を集めて考察を行い、706の程度表現を分類整理した。若者の喜びや苦悩する複雑な心情を豊かなことばで綴る太宰の作品には、バラエティーに富んだ強調表現が見られ、副詞など語彙の種類が多いだけでなく、程度表現の連続使用で畳みかけるような表現法や、読点の多用も特徴的であることがわかった。最後に同時代の作家である志賀直哉の代表的な3つの短編小説との比較を行った。</p>
収録刊行物
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- ことば
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ことば 44 (0), 75-90, 2023-12-31
現代日本語研究会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017193114556160
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- ISSN
- 24242098
- 03894878
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可