老年行動科学における研究者と実践家の コラボレーションの創出に向けて

書誌事項

タイトル別名
  • Assessing Collaboration Needs Among Researchers and Practitioners in Gerontological and Geriatric Behavioral Sciences
  • 老年行動科学における研究者と実践家のコラボレーションの創出に向けて : 研究者と実践家の連携ニーズ調査の結果から
  • ロウネン コウドウ カガク ニ オケル ケンキュウシャ ト ジッセンカ ノ コラボレーション ノ ソウシュツ ニ ムケテ : ケンキュウシャ ト ジッセンカ ノ レンケイ ニーズ チョウサ ノ ケッカ カラ
  • ─研究者と実践家の連携ニーズ調査の結果から─

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説明

本学会の研究委員会では,「研究活動促進事業」を創出し,「ケアと研究の出会い」のさらなる促進を目的に活 動を行っており,その一環として,現場と研究の連携に関するニーズ調査を実施した。調査期間は2022 年1 月から5 月初旬までであった。送付数311 通のうち,41 通の回答があった(回収率13.2%)。41 通の内訳は研 究機関向けの質問紙が26 通,現場向けの質問紙が15 通であった。現場向けの調査の「研究者との連携・協働 の希望理由」について意味内容の類似性に基づいて【現場での活用】【知識・技術の補完】【ネットワーク構 築】【自己研鑽】の4 つが抽出された。研究者向けの調査における「現場との連携・共同の希望理由」につい ては,研究者はこれまでの研究知見を現場に還元し,現場のニーズを解消するための協働を行いたいと考えて いることが示された。本調査の結果,現場の研究に関するニーズは,研究を「知り」,研究に「関わり」,研究 の「サポートを受けつつ実践する」ことであり,研究者のニーズは,現場を「知り」,現場を「フィールドと して」,現場の「ニーズに応える研究実践」をすることであると示唆される。研究委員会として今後も会員の ニーズを充足できる活動を企画していくことが必要である。

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