難治性の重症心不全で, バルサルバ洞動脈瘤破裂と診断された 1 例
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- 林 裕作
- 町立津南病院 内科
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抄録
症例は 81 歳男性。突然の呼吸困難で救急外来受診。胸部レントゲンにて急性肺水腫を認めた。非侵襲的陽圧呼吸(NPPV),ニトログリセリンの持続点滴など施行し,一旦心不全は軽快傾向となった。しかし第 10 病日より再び心不全が増悪し,高次病院へ転院となった。高次病院での心臓超音波検査および心臓カテーテル検査にて,バルサルバ洞動脈瘤破裂と診断され,瘤切除,パッチ閉鎖術が施行され,軽快退院となった。心不全の原因を診断することが重要であり,文献的考察を加えて報告する。
収録刊行物
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- 日本病院総合診療医学会雑誌
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日本病院総合診療医学会雑誌 18 (1), 15-19, 2022-01-31
一般社団法人 日本病院総合診療医学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017300966595072
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- ISSN
- 27587878
- 21858136
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可