書誌事項
- タイトル別名
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- The possibility of Auditory rehabilitation using a speech tracking method to improve the communication skills, attention and working memory in elderly subjects using hearing aids.
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抄録
<p>要旨: 難聴は社会的孤立, 高齢期うつや活動量の低下, フレイル, 認知症など広範な影響を及ぼす。適切な難聴治療と聴覚リハビリテーションの提供が重要となっている。しかし, 語音明瞭度の低下や背景雑音下における言語聴取障害など, 単に聴力低下のみではない複雑な加齢性難聴の病態は, 高齢難聴者の補聴器活用を困難にすることが多い。補聴器フィッティング・装用指導に加えて文章追唱法による聴覚リハビリテーションを併用することで, 言語聴取能の改善のみならず, 言語聴取・理解や会話で重要となる注意・ワーキングメモリ機能の改善, コミュニケーションスキルの向上, ヘルスリテラシーの向上などへの波及効果も得られた。高齢難聴者に対する補聴器診療では, コミュニケーションを意識した聴覚リハビリテーションが有用であると考えられた。</p>
収録刊行物
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- AUDIOLOGY JAPAN
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AUDIOLOGY JAPAN 66 (6), 523-529, 2023-12-28
一般社団法人 日本聴覚医学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017356498977408
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- ISSN
- 18837301
- 03038106
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可