聖マリアンナ医科大学病院総合診療内科の外来患者についての調査 ー当科の地域医療における役割の検討ー

書誌事項

タイトル別名
  • セイ マリアンナ イカ ダイガク ビョウイン ソウゴウ シンリョウ ナイカ ノ ガイライ カンジャ ニ ツイテ ノ チョウサ : トウ カ ノ チイキ イリョウ ニ オケル ヤクワリ ノ ケントウ

この論文をさがす

抄録

聖マリアンナ医科大学総合診療内科の地域医療における役割について検討するため,2011 年 4 月から 2014 年 10 月までに,外来受診した患者の主訴,病状,診断について調査した。受診患者数は,延べ 11,105 人で 15 歳から 101 歳と年齢層は広く,20 歳から 70 歳台において,各年代層に受診者数の差異はなかった。男女比は,全体で,1:1.5 であった。 主訴は発熱が最も多く,咳,痰,腹痛,胸痛,関節痛,頭痛が順に多かった。疾患別では消化器系,呼吸器系 疾患が多く,続いて精神系疾患,運動器系疾患,感染症系がみられ,ほぼ全ての内科系疾患の初診患者が受診していた。 当科の診療では,様々な疾患が経験でき,あらゆる状況に対応できる臨床医となることが可能で,当科で研鑽を積んだ医師は地域医療を支える大きな力となるものと期待できる。 また,当科の医師が地方の施設で活躍すれば,過疎地域での医師不足解消にも貢献できる。

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ