むくみを主訴に総合診療科を受診した 120 人の分析

  • 岩田 史歩子
    横浜市立大学附属市民総合医療センター総合診療科 汐田総合病院総合内科
  • 長谷川 修
    横浜市立大学附属市民総合医療センター総合診療科

書誌事項

タイトル別名
  • ムクミ オ シュソ ニ ソウゴウ シンリョウカ オ ジュシン シタ 120ニン ノ ブンセキ

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抄録

大学附属病院総合診療科で 26 カ月間にむくみを主訴に初診した患者 120 例につき調査検討した。自覚症状部位は下肢が最多の 83 例( 69.2 %),全身(複数部位) 22 例( 18.3 %),顔面,上肢の順であった。下腿浮腫には局所性浮腫と全身性浮腫が含まれ,原因として生理的浮腫から悪性疾患まで多岐にわたるため,慎重な診断が必要と考えられた。教科書的な分類では特に重要視されていないが,寡動に伴う就下性浮腫が 27 %に及び,無視できない原因と考えられた。

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