土石流・洪水流複合氾濫時の避難目的地までの移動安全性に関する検証

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タイトル別名
  • Safety of Evacuation Pass to Refuge Site During Combined Inundation by Simultaneous Multiple Inflow of Sediment and Flood

抄録

山地や河川に近接した人口密集地では,土石流や洪水の同時流入による複合氾濫に対して,より効果的な避難対策を確立する必要がある。本研究では,土石流や洪水流の同時流入による複合的氾濫を考慮した数値計算モデルを用いて,複合的氾濫時の避難経路(避難目的地までの移動)の安全性を検証した。避難経路の安全性は,「避難開始地点」から「避難目的地」までの移動所要時間と,これら2 地点間の浸水開始時間(計算値)の差との関係から求めた。その結果,複合氾濫時に対象地区の浸水被害リスク分布が推定され,より安全な避難経路や避難目的地を特定することが可能となった。また,土石流や洪水流等の氾濫外力が複合的氾濫に与える影響の大きさを推定することも可能となった。

収録刊行物

  • 自然災害科学

    自然災害科学 42 (S10), 121-138, 2023-10-15

    日本自然災害学会

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017378357170176
  • DOI
    10.24762/jndsj.42.s10_121
  • ISSN
    24341037
    02866021
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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