数学教育研究における装置とは何か
書誌事項
- タイトル別名
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- What is an apparatus in mathematics education research? From the viewpoint of a diffractive methodology
- 回折的方法論の視座から
抄録
<p>本研究は,人と物(e.g. ICT)との新たな関係とその変化を捉えるために,人間以外の主体性を認め,人間も含めた(観察者も含まれる)もつれ合った関係性の変化を学習とみなす回折的方法論に注目する.しかし,回折的方法論に基づいた数学教育研究では,具体的な分析法の開発がなされていない.そこで本稿は,回折的分析法の開発に向けて,数学教育研究における装置をどのように解釈すればよいかについて議論する.数学教育研究における装置には,差異を生じさせて境界をつくり出す数学的ディスコースが挙げられるので,言葉,視覚的媒介物(特に数学的記号表現),ナラティブ,ルーティンがその候補になる.また,物理的な装置としては,黒板やスクリーン,ICT等が含まれると考えられる.前もって観察したい概念が内在化したこれらの装置によって現象が切り取られ,観察者も含めた内的作用の先に新たな知見を得ることができるであろう.</p>
収録刊行物
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- 日本科学教育学会年会論文集
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日本科学教育学会年会論文集 47 (0), 443-444, 2023
一般社団法人 日本科学教育学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390017422707581312
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- ISSN
- 24332925
- 09134476
- 21863628
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可