5歳から8歳までを対象とした「仮説を立てる」科学活動の検討

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タイトル別名
  • Examination of 'hypothesis setting' activities for 5 to 8 year olds
  • ―キッズアカデミアの活動場面から―

抄録

<p>幼児は遊びの中で新しい発見をしながら,遊びを発展させていく.他方,自然科学の研究においては,仮説の独創性は新しい発見を生み出し,より良い社会の発展につながる.幼児科学教育に携わる研究者は,幼児の科学的思考の萌芽を目指し,科学遊びなどの活動の効果を多く検証してきた.その多くが,科学の現象をサイエンスショーとして見て楽しむことや,再現的な実験を科学遊びとして実践することなどの方法がとられている.しかし,科学の「発見」において重要となる,「なぜ」に対して「仮説を立てる」ことは,幼児を対象とした科学活動において,主要な活動とされていない.一方で,小学校理科教育においては,仮説設定は問題解決能力のために重要な学習場面となっている.このような背景より,我々は「仮説を立てる」科学活動が,幼児を対象として実施可能か,かつ科学的思考の育成のためにどのようなプログラムとすべきかを検討したので報告する.</p>

収録刊行物

詳細情報 詳細情報について

  • CRID
    1390017422707631488
  • DOI
    10.14935/jssep.47.0_617
  • ISSN
    24332925
    09134476
    21863628
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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