コンクリート製造時に二酸化炭素を固定させる技術

  • 松元 淳一
    大成建設(株) T-eConcrete 実装プロジェクトチーム
  • 橋本 理
    大成建設(株) T-eConcrete 実装プロジェクトチーム
  • 坂本 淳
    大成建設(株) T-eConcrete 実装プロジェクトチーム
  • 丸屋 剛
    大成建設(株) T-eConcrete 実装プロジェクトチーム

書誌事項

タイトル別名
  • Development of Technology to Spray and Fix CO<sub>2</sub> during Concrete Manufacturing

抄録

<p>2050年のカーボンニュートラル化に向けて,各方面でCO2削減に関する技術開発が進んでいる。コンクリートの分野では,材料,製造,養生,供用の各ステージにおいてCO2を削減する技術開発が必要である。著者らは,コンクリート製造時にCO2を固定化させる技術を開発するため実験的検討を行った。その結果,コンクリート1m3当たり10kg程度のCO2を固定できることを確認した。また,コンクリートの製造を2つのステップに分ける分割練りを行うことで,CO2を固定しても圧縮強度の低下や強アルカリ性の喪失はなく,鉄筋コンクリート構造物にも適用可能な技術であることを確認した。</p>

収録刊行物

  • コンクリート工学

    コンクリート工学 61 (2), 138-144, 2023

    公益社団法人 日本コンクリート工学会

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ