大規模コホート研究から欠損歯列を考察する

  • 豆野 智昭
    大阪大学大学院歯学研究科有床義歯補綴学・高齢者歯科学講座
  • 大槻 奈緒子
    大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門
  • 山本 陵平
    大阪大学キャンパスライフ健康支援・相談センター保健管理部門
  • 池邉 一典
    大阪大学大学院歯学研究科有床義歯補綴学・高齢者歯科学講座

書誌事項

タイトル別名
  • Consideration of partially edentulous arch based on a large-scale cohort study using real-world data
  • -リアルワールドデータの活用-

抄録

<p> 医療や介護の現場で日常的に発生する情報を集めた「リアルワールドデータ」は,近年,臨床研究で用いられる機会が多くなっている.本稿では,2017~2021年度に行われた大阪府後期高齢者歯科健診の約25万人分のデータと,国保データベースシステムの医療・介護データを基とした大規模コホート研究から,欠損歯列が欠損の拡大に与える影響について,筆者がこれまでに得た知見を紹介したい.さらに,臼歯部咬合支持と死亡との関連を評価した結果を踏まえ,Eichnerの分類,Cummerの分類,そして宮地の咬合三角といった咬合支持の観点から,欠損歯列が更なる歯の欠損,そして全身へ与える影響について考察する.</p>

収録刊行物

参考文献 (14)*注記

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