「相手意識」を高める小学校外国語教育の授業と指導法の工夫:異校種交流に着目して

書誌事項

タイトル別名
  • A Study of Elementary School Foreign Language Instruction to Enhance "Awareness of Others" : From the Attempt of Exchanging With Different Levels of Schooling
  • 「 アイテ イシキ 」 オ タカメル ショウガッコウ ガイコクゴ キョウイク ノ ジュギョウ ト シドウホウ ノ クフウ : イコウシュ コウリュウ ニ チャクモク シテ

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抄録

本稿は,児童の「相手意識」を高めることにより言語活動を促進させる指導法について,小学校第5学年での異校種交流の実践事例から考察し,その意義や有効性を明らかにすることを目的とする。外国語の指導では,単元における明確な目的や場面,状況の設定と伝え合う必然性及び単元のゴールとなる言語活動の設定が鍵となる。本稿では,地域における異校種交流を活かした言語活動に着目し,異年齢の児童・生徒間における交流学習が,児童の外国語によるコミュニケーション意欲の向上に寄与するかを探究した。また,どのような外国語の指導方法が学習効果を高めたのかについて,交流授業の観察,児童の認識調査および授業者の振り返り等から精査し,注目すべき諸点を整理した。その結果,交流活動の相手を常に意識し,「めあて」となる表現を使って行う言語活動は,児童のコミュニケーション意欲を高め,回数を重ねるにつれそれが向上することが明らかになった。

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